念願の美容室・理容室の開業!でも、気になるこれからの年収・・・
全員共通の悩みを、実際に開業されている方のお話を元にズバリご紹介!
Contents
①美容師全体の平均年収
まず、経営者に限定せず、美容師全体の年収相場から見ていきましょう。
美容師の業界平均年齢は30.6歳。
そして、美容師全体の平均年収は約280~300万円です。
サラリーマンの平均年収が、30代前半で410万円、30代後半で448万円とされているため、世の中よりも少ないと感じてしまうかもしれません。
もちろん、こちらは大企業なども含んだ平均値なので、あくまでの参考値となってきます。
②キャリア別の平均年収
*アシスタント
続いてはキャリア別の平均年収を見ていきましょう。
アシスタントの平均年収は、200万円弱です。
アシスタントは美容師としてまだ見習いの期間なので、平均年収は低めです。
店舗の方針にもよりますが、美容師の国家資格を取っても、いきなりお客様の髪を切れるわけではありません。
しばらくはスタイリストのサポートをしつつ、基本的な知識や技術を身に付けます。
*スタイリスト
アシスタントの期間を終えてスタイリストになると、平均年収もアップ。
平均で約350万円となります。
月収に換算すると30万円弱なので、お金の面でも気持ちの面でもいくらか余裕が生まれてくるのではないでしょうか。
多くのサロンではスタイリスト内でのランク分けがされており、アシスタントから昇格したばかりのスタッフと多くの指名客を抱えるスタイリストでは収入が大きく異なる場合もあります。
さらにトップスタイリストや店長などの役職に就くと、役職手当が上乗せされるのが一般的です。
③オーナーの年収
では、気になる美容室の経営者の平均年収を見ていきましょう。
美容室のオーナーに限定された統計調査は行われていないのですが、オーナーの平均年収は400~500万程度であると考えられています。
美容室のオーナーの年収は年商(年間の総売上)の10%~20%ほどと言われています。
例えば、年商5000万円の美容室ならば、オーナーの年収は500万円ほどでしょう。
低いなぁと感じられるかもしれませんが、美容室のオーナーの年収は美容室の規模や雇うスタッフの人数、ビジネスモデルによって変動していきます。
④オーナーが年収を増やす方法
コンビニの店舗数よりも、美容室の方が多いのが実情で、競争率が高い業界なのはご承知の通りかと思います。
つまりはこの業界でどう生き残るかが重要になってきます。
美容師1人あたりが稼げる金額は、ビジネスモデルによって左右されます。
単価は低いが、回転の良いメンズカットを得意としている美容室もあれば、流行に敏感な若い女性を高単価で回していく美容室もあります。
そして、駅チカで利便性にこだわり高めの家賃を支払う美容室もあれば、郊外型で駐車場完備で広々とした店内でおもてなしをする美容室もあります。
美容室のオーナーとして本格的に稼ぐためには、大きく分けて3つあります。
- 規模を拡大することと
- 雇えるスタッフを増やすことと
- 複数店舗経営すること
こちらの3つはすぐに出来ることではないと思うので、これら以外に年収を増やす方法を考えていきましょう。
*他社の美容室との差をつける
例えば、自社の美容室の特徴となるメニューやコースを作ったり、カラー剤やトリートメントの種類を豊富にしてこだわる。
お店の客層に合ったサービスや雰囲気作り、家具を統一するなどの工夫が必要かと思います。
当社のお客さまですと、「サーフカルチャー」に特化した美容室もあります。
店舗は、海の見える高台に構えています。
内装は、サーフボードや、波の写真を飾ったり・・・
実際に来店されるお客さまはサーファーの方も多いので、髪型の好みや髪の悩みも共通していることが多いとか。
このように差別化してターゲットが明確な美容室は、次にお伝えするマーケティングもしやすくなります。
*マーケティングの知識がある
美容室は効果的なマーケティング方法を行っていかないと、新規の顧客がいつまでもつかなかったり、常連のお客様もなかなか定着しづらくなってきます。
自社の美容室のサイトやブログの効果的な運用やSNSの投稿やYouTubeでの動画配信も重要になってきます。
SNSでの写真の撮り方の工夫や統一感なども集客につながってくるのではないでしょうか。
既述した美容室であれば自然とハッシュタグに「#サーフィン」などとマーケティング上はついてくるようになります。
*数字を読む力をつける
同じ売上高でも、手元に残るお金は美容室によってバラバラです。
結局のところ、マーケティングで成功をしても利益を残せなければ、年収も少なくなってしまいます。
美容室のオーナーの年収は年商(年間の総売上)の10%~20%ほどとお伝えしました。
例)
売上3,000万円 × 10% = 300万円
売上3,000万円 × 20% = 600万円
そうです、経営の仕方で年収はこんなにも変わってしまうのです。
当社のお客様では25%ほどの利益を残している美容室もあります。
店舗の大きさや、スタッフ数、ターゲティングで大きく変わります。
また、単価アップへの取り組み一つでも大きく変わってきます。
まずは、事業計画をつくりながら、利益がどの程度残るか試算し、今後の自身の年収を想定してみるといいかもしれません。
業界の仲間から様々な情報を吸収し、是非数字面は当社にご相談ください!